理学療法士でトレーナーのトキオです。
新型コロナウイルスの第7波が猛威を振るっていますね💦
経営陣は、感染症によって自社に色々な損失を与えることを懸念していると思います。
感染症によって損失や会員様からの信頼を失わないためにも感染対策は重要となります。
私の働いているスポーツジムでは、クラスターが発生してしまいました💦
対策を講じていたのにも関わらずなぜ…💦と思いました。
ウイルスの変化に対して、対策は順次見直さないといけないと思いました。
今回は、実際にどんな状況下で感染が広がり
対策をどのように取ったかを共有したいと思います!
是非最後まで読んで、皆さんの施設にも生かしてください!
感染が拡大した場所
スポーツクラブでクラスターが発生する
最大の要因はスタジオレッスンだと思います!
私の施設でも、スタジオ参加者からクラスターが発生しました💦
なぜスタジオなのか?
原因分析①換気問題
スタジオ内は、音響機器を使用するため十分な換気が取れていない施設が多いようです。
そのため、スタジオ内のCO₂濃度が高まりその空間から感染が拡大するようです。
スポーツ庁や厚生労働省では、人と人の距離を2mほど取ると良いと書いてあります。
しかし、今回私の施設では距離は十分保たれていたにも関わらず感染が拡大しました💦
このことを考えると、距離だけでは不十分であり空間の換気が必要であると考えられます💡
原因分析②CO₂濃度問題
激しい動きをするエクササイズの場合、呼気量が上がるためCO₂濃度が上がります!
<CO₂濃度の基準>
CO₂濃度 | 状態 |
1000ppm以下 | 空気がクリーンな状態。このCO₂濃度を保ちたい |
1000~1500ppm | 室内の一部の窓を開けて換気するレベル |
1500~2500ppm | とても悪い状態。30分以上の換気が必要 |
厚生労働省が推奨するのはCO₂濃度1000ppm以下です!
激しめのエクササイズを行うと、1000ppmはすぐに到達します💦
原因分析③感染者の有無
どんな密室空間でも感染が絶対起きない状態は、
そこに感染者が居ない事です!
やはり、少しでも体調の変化を感じた人をスタジオに入れてしまうとそこから感染が拡大するようです。
換気が出来ていない場所でみんな同じ空気を吸う
この状況が作り出されるのが最悪だと感じました💦
どんな対策が必要か
体調不良者を施設に入れない
これは、必須かもしれません。
施設に入る前の体調管理を会員様・職員に徹底してもらうことが大切です💡
今回感染した人に話を聞くと、熱症状の前に軽い喉の痛みやわずかな倦怠感となどがあったと言っていました。違和感レベルでやめておけばよかったと皆さん言っていました💡
完全無症状の人は、しょうがないですが
なんとなく違和感は疑ってみてもいいかもしれませんね💦
スタジオ実施時のCO₂濃度の測定
スタジオ内のCO₂濃度を測定することで、
どの程度の運動強度は大丈夫かの判断になります💡
私の施設では、CO₂濃度計をスタジオに置きました!
だいたい1000ppm以下になるように空間を設定するといいみたいです💡
換気の徹底
スタジオの空間の問題点として、換気がしづらいという点があります💦
どのようなプログラムを実施するかによりますが、
エアロビや格闘技などの有酸素運動を実施する際は注意が必要です💡
CO₂濃度が一気に上昇することが今回判明しました!
ヨガやストレッチ系は、
呼気量が少ないせいかCO₂濃度の上昇もそこまでありませんでした!
スタジオ実施中換気が出来ない環境の場合は、
30分に1回orスタジオ終了後に入り口を全開にしてサーキュレーターを使用して換気しましょう!
このサーキュレーターはオススメです!
職員の指導
割と若いスタッフは、少しの症状なら働けると思いそのまま出勤すると思います!
このご時世ですので、なるべく体調不調の人を出勤させることは得策とは言えません💦
休みやすい環境は作っておいた方がいいと思います!
何かあって、施設を閉めなくてはいけなくなるとその損失の方が大きくなるので十分注意が必要です!
最近のコロナの特徴
最近私の周りでもだいぶコロナ罹患者が増えています。
症状を聞いて見ると、最初に高熱が出る人が多いようです!
+喉の痛みや痰が絡むみたいな人がいるようです。
また2~3日程度で熱症状も落ち着いて、インフルエンザみたいな感じだったという人が多い印象です💡
熱が出る前に、倦怠感や喉の違和感がある人が多いのも特徴なのかもしれません。
コロナとの共存が大切
第7波では、今までの倍以上の感染者が出ている事は事実です。
しかし、以前のように重症者は増加はしていません!
コロナウイルス感染者!というワードだけが恐怖を煽っている所はだいぶあると思います💡
そうは言ってもやはり世間では、コロナになった施設かーと軽蔑の目で見られる感は残ってしまいます💦
感染状況に応じた対策しながら、
会員様に安心安全の環境を提供することが大切です!
まとめ
今回は、私の施設で実際に起きたクラスターの経験をもとに
今どんな対策が有効なのか情報を述べてきました。
運動をして免疫力を高めるためにも、まずは安心して運動できる環境づくりが大切です!
感染者が出ることは、仕方ありませんがどのように対策するかも共に考えていかなければなりません!
今の状況を乗り切り、フィットネス産業がもっと盛り上がりますように!

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