【新人理学療法士必見】臨床推論を少しでも簡単に考える方法

理学療法関連

理学療法士でトレーナーのトキオです。

 

理学療法士になったけどなかなか患者さんに結果を出せなくて困っている。

そんな風に思っている新人理学療法士さんたくさんいると思います。

私も新人の時は、患者の診方が全然わからない状態で、すごーーく悩んでいたことを今でも覚えています。

そこで今回は、患者さんに結果を出すために大切な臨床推論について、

出来るだけ簡単に解説できたらと思います。

これを読んで明日からの臨床に役立てばいいなと思います!

臨床推論の立て方

臨床で用いる臨床的な考え方は以下の通りです

  1. 問診を行い痛みの原因や今までどんな治療を行ってきたか聴取
  2. 問診や評価を元に仮説を立てる
  3. 仮説を元に治療を行い検証作業を行う
  4. 治療結果から仮説と検証が一致しているか確認する
  5. 一致していたなら仮説検証作業の考察を行う
  6. 効果が得られない場合、再度仮説を立て検証する

基本的には、このように問診し患者さんの状態を知り

そこから考えられる仮説をいくつか挙げ

その検証作業を行っていくのがスムーズに臨床を展開する方法かと思います。

 

しかし、この作業が割と分からない事が多いようです。

家にある家電が突然壊れたら皆さんはどう考えますか?笑

今回は、ドライヤーが壊れたことを例に仮説検証してみます💡笑

<問診>
  • 最近買ったものなのか?(急性期なのか)
  • 昔から使用している物かのか?(慢性期なのか)
  • 落としたりしてないか?(外傷によるものなのか)
  • 漏電してないか?

昔から使用していたものと仮定します!

<仮説>
  1. 昔から使用していたため劣化によるものか?(加齢変化による体力低下)
  2. コードが断線して電気が供給されない?(組織に損傷がある)
  3. 家のどこかで漏電を起こしているのか?(違う部位の影響で起きている)
  4. ほこりが溜まりすぎてショートしたのか?(その部位に負担をかけすぎた)
<検証作業>

ドライヤー自体が正常に働くかを確認するため、

他のプラグにつないで正常に稼働するか見る

➡稼働しない

コードの付け根を色々な方向に移動させる

➡方向により作動する

<結論>

コードの付け根を色々な方向に移動すると良くなる!

接触が悪く電源が入らないのではないか!という風に結論が出ます。

治療としては、コードの切れている部分を繋ぐ技術があれば修理

出来ないなら購入という措置を取りますとね!笑

 

このように、仮説を1つ1つ検証し

解決されるまで仮説検証作業を続けて最終的な結論を出すと思います!

 

このように、普段の生活場面で皆さんも考えているようなことが臨床推論の立て方だったりします!

臨床推論を立てるのに参考になる本

仮説検証作業の仕方と考え方が詳しく乗っており、新人のみならず熟練者にも満足の1冊ではないかと思います!

是非、読んでみてください!

臨床推論を立てるときに必要なスキル

問診スキル

問診の取り方、患者様からの訴えの聞き取り方これは大変重要です!

  • いつから痛いのか?
  • 痛みのきっかけは?(外傷か障害か)
  • 痛い場所を示してもらう
  • どんな時に痛いか?
  • 痛むタイミングは?
  • どのように痛いのか?

これらを聞くだけでも、大まかな予測は立ってきます!

評価スキル

評価が正しく出来ないと仮説検証作業がうまく出来ません!

評価の妥当性が低いとどのような結果が出来ているのか把握が難しいからです!

大事なのは、再現性がある評価だと思っています!

スタッフのカラダをかりて普段から練習しましょう!

姿勢・動作分析

最終的にその患者さんの症状の緩和につながるのは、姿勢と動きのの正常化だと思います。

最初の動作と介入後の動作でどんなことが変わっているのか、

改善しているのか悪化しているのか?

これが分からないといけないと思います💡

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これはいろいろな手技があるのでなんでもいいかと思います。

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Spine Dynamics療法

研修会もあります!

心と体のリハビリテーション研究会
本研究会は、上昇志向を持つ若いセラピスト...

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は、理学療法士の新人時代に悩む臨床推論について書いてきました。

臨床推論と聞くと蕁麻疹を起こしそうになりますが、

日常生活でも割と仮説検証作業のようなことって結構してるんです。

日常生活をその部分を少しだけ理屈っぽく言うのが臨床推論みたいな感じです!

これを読んで少しでも気持ちが楽になる人が居ればと思います!

最後までお付き合いありがとうございます!

 

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