理学療法士のトキオです。
「膝の痛みが長引いていて辛い💦」「どうすれば良くなるんだろう💦」
こんな悩みを持っていませんか?
長引く膝の痛みに悩まされている方はすごく多いです。
長引く膝の痛みについて詳しく知り、改善案を実行することで、痛みを軽減することが出来ます。
今回は、日本でも大変多い膝関節疾患がなぜ起きるのか、私が治療を行いながら思うことも含めて解説してきたいと思います!
是非、最後までご覧ください。
膝関節ってどんな関節?
膝関節は、荷重関節といって自分の体重を支えてくれる関節です!
そのため、歩くときや立ち上がり、ジャンプ動作などでストレスがかかりやすい関節です!
そして、膝関節の動きは屈伸方向の動きがメインそれに加えて軽度の回旋が出来る程度であまり自由度がない(いろいろな方向に行けない)関節です。
痛みの原因は?
膝関節に痛みを与える原因はたくさんあると思いますが、
その中でも多いのは
- 歩いている時の衝撃を吸収する機能が低い
- 体重をかけながら膝が無理な方向に曲げられる
この2つの要因は大きいと思います!解説します!
歩いている時の衝撃を吸収する機能が低い
膝関節には、半月板という座布団のようなものが入っており関節同士がぶつかって壊れないようにクッションしてくれています。
そのため、膝関節はクッション性のある関節で有名です!
しかし、膝だけでこのクッション作用を使いすぎると
膝だけが働きすぎて過労で倒れてしまいます💦
カラダには他にも、
- 足関節
- 股関節
- 背骨
この3つも衝撃吸収に関わります!!
しかし、この部位がうまく機能していない人は大変多いです!
そのため、膝関節だけが頑張りすぎてしまうのです!
会社で言うとことの、中間管理職の人と一緒で仕事を請け負いすぎて潰れてしまうのです!!
あなたの近くにもそんな大変な中間管理職の人がいると思いますが、痛みがある膝はそんな感じです!笑
だから、ストレスはみんなでしっかり分散しなくてはならないのです!
体重をかけながら膝が無理な方向に曲げられる
序盤に言った通り、膝関節は屈伸方向の動き以外にはあまり対応力のない関節です!
特にねじる動きに対して痛みを伴うことが多いように感じます!
体幹を回す際に、膝関節も共に動いていしまったりしていると膝関節には普段から捻じれるストレスがかかっている可能性があります!
本来、カラダを回す動きは背骨の胸椎という所と股関節で行っていることが望ましいです。
しかし、この2つの部位が固かったり何か動かない状況にあると、その機能を膝が負担しなくてはいけないので、膝へのストレスは増加します!
こうやって中間管理職のような膝関節は、どんどんやることが増えてきて過労で倒れてしまうのです💦
痛みが改善されない原因
基本的に、膝の水が全然取れない!とか水を抜くと癖になって水がたまり続ける!とか言っている人がいますが原因は、根本的な問題が解決してないからだと思います!
膝の水は、関節からの警告サインです!
体重の増加
膝の痛みが出てきたタイミングで、体重の計測は必須です!
体重の増加によるものと、減少によるものどちらも原因として考えられます!
増加した人は、脂肪量が増え体にかかる負荷が増えていることが考えられます。
減少している人は、運動不足等で筋量が減り体を支える機能が低下していることが考えられます!
柔軟性の低下
柔軟性が低下することで、歩いている時の衝撃を吸収することが出来なくなります!
特に、背骨です!
背骨には、彎曲がありその彎曲が保たれて初めてクッション出来るようになっているのです!
背骨には、3つの彎曲があります!
この彎曲数がクッション作用にすごく関わります❕❕
- 彎曲数が3つの人➡吸収力10
- 彎曲数が2つの人➡吸収力5
- 彎曲数が1つの人➡吸収力2
毎日スマホの画面を見すぎてストレートネックになっていたり、座りすぎて腰の彎曲がストレートになっている人、またはどちらにもなっている人たいへん多いと思います!
こんな人たちは、正常に彎曲機能がある人に対し約半分またはそれ以下の衝撃吸収力しかないため、あらゆる関節への負担も増えていきます!
筋力低下
運動不足などで筋肉量が減少し、自分の体重を支えることが困難となっている状態です!
すると、筋肉でカラダを支えられない分、関節に負担を掛けながら動いたりするので関節がどんどんボロボロになっていきます💦
昔は筋肉痛だったのが関節痛になるのは、
筋肉が減り関節の負担が増えているからです!!
改善策
膝痛の改善策として考えられるのもは、時期によって違います!
急性症状
最近痛みがでた人や激しい動きの後で痛みがある人は、関節内が炎症状態にある事が多いと思うので、医者に行き状態を見てもうのが一番かと思います!
炎症であれば第一優先は安静です!
しかし、ただただ休むだけでなく膝が安静を保てる状態を作る事が大切です!
寝ているだけだと体全体が退化してしまうので、先ほど言っていた背骨や股関節の柔軟性の改善を行っておくのもいいと思います!
慢性的な痛み
炎症期も過ぎても痛みが引かない場合、何かしら膝にかかるストレスがあるはずです!
先ほど「痛みが改善されない原因」の項目で触れた
体重・柔軟性・筋力低下の問題はあると思います!
下記の記事で柔軟性や筋力チェックを確認してみて下さい。

また、生活習慣を変えることも大切です!
今まで痛みが変わらないのは、生活スタイルも変わらないからかもしれません!
痛みが出たら病院で注射!痛み止め!それだけで終わってませんか?
まずは、自分の食生活や睡眠時間、運動習慣など振り返って出来ることを探してみましょう!
痛みが出るのには何かしら原因があるはずなので❕❕
家で出来る簡単な運動もあります!
ストレッチポールを使って、背骨の柔軟性を出してクッション作用を作りましょう!
R body projectのYouTubeでも運動の動画が見れます!
脊柱の動きを作る際に必要なエクササイズを紹介
男性と女性をクリック
今日から出来る対策
自分に合った靴を履く
踵のすり減った靴やヒールを履き続けていると、姿勢が悪くなり歩き方がさらに悪くなります。
ヒールを履いていて膝がうまく伸びない人はスニーカーなどフラットな靴を履くことをオススメします。
運動量に注意
1日に歩いている量を把握し、運動量が過負荷になってないか確認しましょう!
自宅にある椅子(40㎝程の高さ)から立ち上がりが出来ない人は、筋力が低下し膝関節に対し負担を掛けることが考えられます。
立ち上がりが出来ない人の1日の活動限界は、6000歩以下です!
この範囲の運動であれば問題ないと思われます。
生活習慣を変える
生活習慣が変わることでカラダも大きく変化すると思います。
簡単にできるところで言うと、
- 過食に注意する!(大盛を選ばない)
- 睡眠時間を確保する!
- 仕事中に座る時間を少しでも減らす!
- ストレッチする時間
自分の痛みを知る
膝の痛みが1日中でるのか?
夕方にかけて痛みが増すのか?
朝が痛くて徐々に良くなるのか?
これらの症状を知るだけでも、自分の痛みの原因が分かってきます!自分のカラダを知るってことですね!
1日中痛い人➡炎症の可能性があります
夕方にかけて痛む人➡体力低下が考えられます
徐々に痛みが緩和する人➡筋膜の滑走障害が考えられます
最後に
いかがだったでしょうか。
長引く膝の痛みの原因は、しっかり原因に対してアプローチしていないことが一番の問題ということを述べてきました。
原因を知るためにはまず、自分のカラダのチェックが必要になります!
しっかり把握して自分のカラダの危険サインに気づきましょう!
そして、改善策や今日から出来ることを1つでもいいので始めて、
少しずつ自分の生活を変えていきましょう!
質問があれば👇からお願いします!
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