理学療法士兼パーソナルトレーナーのトキオです!
昔から痩せ型で体重の変化もないけどお腹がぽっこりしてきたなんて人いませんか?
健康診断のBMIでは肥満なんて言われてないのにどうして?と思う方は少なくありません!
このBMIは、身長と体重がそこまで変化がない限り注意を受けることはほとんどありません!
そのため、自分の体の変化に気づかず、いつの間にか体が衰えていく人が多くいるのです!😅
そこで今回は、BMI以外にも気にした方がいい数値などを紹介して行きたいと思います!
是非、最後までご覧ください。
BIMとは?
BMIとは、Body Mass Indexの略であり、体重と身長から計算し、その人の肥満度を表す指標です!
この指標は国際的に用いられている指標なので多くの人がこの指数を元に健康診断で肥満度を判定されています!
計算方法 BMI=体重㎏÷(身長m)2
BMIの基準値と判断
日本肥満学会で定める判定基準は以下の表の通りです!
皆さんの値はどの辺りですか❓❔
BMI | 判定 |
18.5未満 | 瘦せ型 |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満 1度 |
30~35未満 | 肥満 2度 |
35~40未満 | 肥満 3度 |
40以上 | 肥満 4度 |
健康診断で、BMIの結果を見て肥満度を調べています。
なので、BMIが高値で肥満に認定されている人はヤバい💦と感じるんじゃないかと思います!
逆に問題なのが、健康診断の網にかからないBMIの数値が低い人です!
もちろん本当に問題のない方も多いのですが、運動歴のない人や学生時代から部活を実施していない人はなにか体の変化が始まっている可能性が高いです!
BMIだけでは分からない事
BMIで分かるのは、肥満度ですが数値を算出する際に使用するのは、身長と体重です!
成人になると身長はほとんど変わらないので、体重がずーっと変化していないという人は「自分は体型が保てている」と思っているハズです!
しかし、数値上で痩せ型や普通体系に入っている方でも、内容によってはカラダに危険がある人がいます❕❕
そこで着目しなくていけないが体重の中の要素になります!
体重は、「筋肉量+脂肪量+水分量+ミネラル量etc…」の総和から算出されています。
なので体重を計測するだけでは、この中のどの要素が多いか少ないかまでは判断が出来ません!
BMIではこの体重を指標に計算しているので、体重の筋肉量や脂肪量の割合までは見ていないということになります!
こんな人は要注意!
今までずっと痩せ型の人
今まで痩せ型だったため、健康診断等でそこまで指導対象に入ることがなく周りのみんなからは「痩せてていいね~」ともてはやされてきた人も多いかと思います!笑
しかし、そんな人ほど要注意です!
今までカウンセリングを行ってきた人を例にとると、痩せ型でBMIはそれほど問題にならない人でも、筋肉量や脂肪量を計測すると筋肉量が極端に低く、脂肪の割合が多いという人は大変多いです!!
疲れやすくなった
体重に変化がないのに、体の痛みや疲労感が強くなる人は要注意です。
体の痛みや疲労感が強くなる原因の一つに筋肉量の減少が挙げられます。
筋肉量が減少しているけど、その分脂肪量が増えていると体重に変化がないことが多いです。
そのため、自分がまさか肥満体型になっていることに気づかないなんて人多いです!!
運動歴があまりない人
学生時代から運動部に所属していない人や仕事が忙しくて運動が出来ていない人は、高確率で筋量の低下が問題となります。
20代と若い人でも、腰痛等で病院に来院していました。
共通点として多かったのは「高校生くらいから運動していない」という人が圧倒的に多かったです!
運動歴がなく、健康診断も引っかからないという人は、気づかないうちに体が衰えていっている可能性があります!
自分のカラダを知りましょう
自宅にある体重計は、体組成も図ることが出来ますか?
体重しか図れないという人は、ぜひ体組成も測定できるものがあると便利です!
最近の体組成計は、スマホとも連動しているので管理が大変簡単です!
値段:18,748円
特徴は、手と足を合わせて8電極で測定することが可能なので、より正確な数値を測定することが可能です!
スマホと連動しているため、数値の記録も楽に行えます!
値段:5,199円
測定項目が15項目もあり色々なデータが記録できます!
測定面には、電極ではなく精密なセンサーが内蔵されておりより正確にデータを図る事が可能です!
数値を見るポイント
体組成の中でも、筋肉率(%MV)と体脂肪率を見ておくといいと思います!
体脂肪率は、馴染み深いと思いますが、筋肉率というのは聞きなれないと思います💡
筋肉率とは
筋肉率というのは、体全体を100%とした時に何%が筋肉量かというのを表しています!
この筋肉率が、低いと体の痛みや疲れに繋がります!!💦
筋肉量には、骨格筋+心筋+平滑筋の3つが含まれます。
自宅で測れる体組成計は、その中でも骨格筋量を測っています。
そのため、他の心筋や平滑筋は含まれていません。
全体の筋肉量は自宅の体組成計で測る事が難しいのですが、知る方法があります。
序盤に、体重は「筋肉量+脂肪量+水分量+ミネラル量etc…」の総和から算出されています。
と言っていましたが、このことを踏まえると
100%(体全体)-(体脂肪率+5%(ミネラル等))=筋肉率
ex)体脂肪率が20%の人:100%-(20%+5%)=75%
という計算ができ、脂肪率20%の人は筋肉率が75%ということになります。
このように算出することで、自分の筋肉率はどの程度か把握することが可能です!
必要な筋肉率
- 生活に支障をきたす筋肉量は65%以下(体脂肪率30%前後)
- 自分の体重全部を支えるのに理想な筋肉量は72%(体脂肪率20%前後)
- スポーツを安全に行える筋肉量は82%以上(体脂肪率10%前後)
筋肉量65%以下の人は、結構危ないです!
腰痛や膝の痛み、首の痛みなど慢性的な痛みに悩まされる人が多いのもこの辺りの人に多いと思います!
正確に数値を図りたい人
正確に数値を図りたい人は、近くのスポーツジムとかにInbodyという高性能な体組成計で測ることをオススメします!(私のジムでも使用しています)
最新機器だと、1台200万円以上します!笑
ジムの体験とかで測れたりするのでその機会を利用したり、実際にジムに入会して足底とカウンセリングしてもらうと自分の状態を正確に知ることが出来ると思います!

最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、健康診断でよく見るBMIについてお話してきました。
痩せ型の人や普通体系の人は普段気にならないところですが、BMIだけでは自分の体型パターンは把握できません!
是非、自宅に体組成計を購入して自分の現状をとらえてみてはいかがでしょうか!
今後も健康に関する情報を発信してきたいと思います!
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